
筋の多い安めの肉や赤身の肉なども、肉たたきを使えば簡単に柔らかくすることができます。肉たたきは、ダイソーやセリア、キャンドゥなどの100均から、カインズやニトリ、無印などのインテリアショップで取り扱われていることもあります。しかし、その形状や素材は様々で、肉の種類によっても最適なものが異なるため、どれを選んだらよいかよくわからないですよね。そこで今回は、肉たたきを選ぶときのコツや、人気の肉たたきをランキング形式でご紹介します。
目次
失敗しない!これだけチェック!
せっかく購入しても、実際使ってみると使い勝手がよくなかったりして、あまり使わなくなってしまうのはもったいないですよね。ここでは、失敗しないためのチェックポイントを簡単に解説します。
タイプ1|硬い肉や厚い肉にも対応できる「ギザ型」
「ギザ型」の肉たたきは、表面に凹凸が付いているタイプです。肉を叩くときに表面の凹凸が肉の繊維を断ち切ることで、分厚い肉や硬めの肉を柔らかくすることができます。筋の多い安めの肉もワンランク上の肉になります。凹凸が大きいタイプは分厚い肉に、小さいタイプは肉の味付けや、薄い肉を柔らかくするときに使いましょう。
タイプ2|筋切りができる「ハンマー型」、柔らかい肉に最適な「平型」
大きな筋が多いロースや肩ロース肉の筋を断ち切るには、「ハンマー型」がおすすめです。力強くたたけるので、大きな筋でも簡単に切ることができます。斧が付いているタイプは、太い筋を狙って切れるので便利です。「平型」は、ササミや鶏胸肉などの柔らかい肉を伸ばすのにおすすめ。凸凹がないので、肉がちぎれず、薄く伸ばすことができます。
サイズ|コントロールしやすいコンパクトタイプが便利
大きな肉たたきを使った方が、一度に広い範囲をたたくことができて便利に思いますが、初心者にはコンパクトサイズがおすすめです。大きなサイズは切りたい筋を狙いにくい上に、肉ではないところをたたいてしまうことも。せっかくの肉たたきの効果が発揮されません。しかしコンパクトサイズのものなら、叩きたいところをコントロールしやすく、簡単に筋を切ることができます。
重さ|扱いやすさは200g程度を目安に
肉たたきの重さは100g~500gと幅広いですが、200g程度のものが扱いやすいでしょう。軽いものは、大きな筋を断ち切るほどの力を出せず、ロース肉などには不向きです。重たいものは、少ない回数でも簡単に筋を切れますが、力が弱い方には手の負担になります。200g程度であれば、手に負担が少なく、様々な肉に対応できるでしょう。
素材|汚れにくいステンレス、軽くて使いやすいアルミダイカスト
肉たたきは鉄製のものが主流でしたが、今では様々な素材のものが販売されています。ステンレス製のものは、水に濡れてもサビにくく、汚れにくいので、お手入れが簡単です。アルミダイカスト製のものは、鉄やステンレスよりも軽いですが、硬い素材のため、手に負担をかけずに肉の筋を簡単に切ることができます。
タイガークラウン ミートハンマー No.446

4面それぞれ違った形をしているので、一つで様々な使い方できます。平型、ギザ型の面では肉を軽くほぐすことができ、複数の縦線がついた面と、一本の縦線がついた面では、繊維を断ち切ることができます。380gと少々重めですが、ハンドルがしっかりしているので握りやすく、手に負担がかかりにくいと好評です。
貝印(Kai Corporation) Cookfile 肉たたき

平型面と凹凸面の2面タイプのハンマー型です。平型面でたたけば、鶏肉などの柔らかい肉も均一に延ばせ、ピカタなどの料理も簡単に作れます。凹凸面を使えば、硬い赤身のステーキ肉も柔らかな肉に仕上がります。アルミ製なので重さも軽く、手に負担がかかりにくいですが、グリップ部分が滑りやすいとの声も。
遠藤商事 業務用 TKG 肉タタキ 平型

鋳物のため、たたき面とグリップ面に継ぎ目がなく、汚れがたまりにくい構造です。ステンレス製のため、サビにくく、メッキではないので、表面の塗装が剥がれてくる心配もありません。450gと重めのため、その重さで一気に肉を延ばすことができます。繊維が多いササミも簡単に薄く延ばすことができますよ。
イービーエム(EBM) 肉たたき 平型

平型タイプの肉たたきです。重さがかなりありますが、振り下ろすだけで、少ない回数でもすぐに肉を薄く延ばせると好評です。平型なので、肉や魚の上にラップをかけてたたくことができ、肉たたきを汚さずに使うことができます。また、肉たたきとしてだけでなく、魚のウロコも飛び散らずにとることができるとの声もあります。
エムテートリマツ(Mt-torimatsu) 丸型ミートハンマー

たたき面の直径が3.3cmとかなりコンパクトサイズ。大きな肉は、たたく回数が多くなりますが、狙ったところをピンポイントにたたくことができるので、初心者にはコントロールしやすい一品です。目が細かい凹凸面と、粗い凹凸面の2面タイプで、肉の筋の多さや厚さによって使い分けることができます。重さも程よく、女性にもおすすめです。
遠藤商事 業務用 TKG 肉タタキ ギザ型

たたき面が広めで重さも450gと重めのため、たたく力が弱い方でも、広範囲を力強くたたくことができます。ハンドル部分はゴム製ではないため、少々滑りやすそうですが、指の形にフィットするようなデザインのため、握りやすくなっています。少々値段はお高めですが、ステンレス製で耐久性もあり、長く使いたい方にはおすすめです。
LuFu ミートハンマー

目が細かい凹凸面と、粗い凹凸面の2面タイプです。デザイン性もよく、フックにかけられる穴が付いているので、キッチンに吊り下げてオシャレに収納できます。ハンドルがシリコン製なので、振り下ろすときも滑りにくく、安全に使うことができます。サビにくく、耐久性に優れたステンレス・亜鉛合金なので、硬いクルミなども割ることもできます。
OUYOU 肉たたき 肉筋切り器 肉刺し

何度も振り下ろすのが面倒な方や、力が弱い方には、こちらの転がすタイプがおすすめです。ローラーに複数のトゲがついていて、転がすだけで肉の内部の繊維まで切ることができます。肉が柔らかくなるだけでなく、調味料がしみ込みやすくなり、時短にもなります。転がすだけなので、ドンドンと大きな音をたてずに済むのもうれしいポイントです。
パール金属(PEARL METAL) オールメタル 肉たたき

平型面と凹凸面の2面タイプです。ステンレス製で、たたき面とハンドルに継ぎ目がないため、清潔に保つことができます。しかも食洗器での洗浄が可能なため、お手入れも楽々。凹凸面は少々目が小さめのようですが、薄い肉もボロボロにならずにたたくことができるので、使い勝手はよさそうです。
貝印(Kai Corporation) 肉たたき Kai House Select

平型面と凹凸面の2面タイプです。アルミニウム合金のため、とても軽いですが、カツレツなどの厚い肉の筋切りも簡単にできると好評です。凸凹面の突起が細かいためか、少々肉の脂が詰まりやすいという意見もあるので、使ったあとはお湯に浸けてから洗うとよいでしょう。コンパクトサイズなので、収納面もバッチリです。