
プロの大工さんも使用している下地センサー。壁奥の強度や下地がどの位置にあるのかを確認できる、DIYにも欠かせないアイテムのひとつとしてホームセンターで販売されています。今回はさまざまな種類がある中で、選び方や人気の商品を紹介していきます。
目次
下地センサーとは?使い方は?
自宅に棚などを設置したい時に、下地材のない部分の壁(石膏ボード)にネジを打ち込んでしまうと、設置金具が簡単に抜け落ちてしまったり、ネジが緩みやすい影響で設置した板がずれやすくなってしまいます。下地センサーは、壁奥の静電容量の変化を計測することによって下地材のある部分を見つけ、丈夫に棚の設置ができる場所を教えてくれます。
センサータイプ|壁に当てて下地を見つける
最もスタンダードなタイプの下地センサー。壁に当てて測るだけなので、作業自体もスピーディーです。あくまでおおよその測定になるので、より確実性を求めるなら針タイプがおすすめです。
針タイプ|精度抜群!壁に穴を空けて調べる
針タイプの下地センサーは、センサータイプ同様に下地のあるおおよその場所を把握した後、さらに針を壁に刺して下地材を探し当てるという使用方法となります。壁に穴が開いてしまうのが難点ではありますが、最も精度の高いものとなり人気があります。
マグネットタイプ|金属に反応して探し出すタイプ
一般的な壁材の下地材に固定されているネジや釘などを、マグネットで検知して探しだすタイプの下地センサーです。下地の素材が金属なら、直接下地を探すことも可能となります。下地の幅などは測れないので注意が必要ですが、壁に穴を開ける必要はありません。
適応素材・深度|探知に適した材質や深さがあるので事前にチェックを
どの下地センサーを使用しても、全ての壁の下地を確認できるわけではありません。木材のみ探知するものや、金属などを探知できるものもあります。機器によってそれぞれ対応している素材や、計測できる壁の深度(厚み)が違うので、購入の際にはきちんと確認するようにしましょう。
Preciva 下地センサー ウォールスキャナー スタッドディテクタ

4種類のスキャンモードで、らくらく作業が可能な万能下地センサー。LCDバックライトディスプレイつきなので、引っ越したばかりのうす暗い部屋や暗闇でもストレスなく作業をすることができます。自動校正機能、バッテリー残量インディケーターなどの機能面も充実しています。
BOSCH(ボッシュ) デジタル探知機

木材や非鉄金属などにも対応していて、石膏ボード、金属、通電線といった3種類の検知モードに切り変えることができます。素材によって下地センサーを変える手間をはぶきたいという方におすすめです。
シンワ測定 メタルキャッチャー ミニ

強力マグネットの振り子により、クロス壁を傷つけずに壁裏の金属下地やクギ、ネジの頭探しができます。マグネットは360°回転構造なので、どの方向にも反応します。軽くてコンパクトなので持ち運びや作業も楽にでき、とても使いやすいです。